煙草盆のお話 

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これは我が家に伝わる「液用五合桝」。
相方くんの家は小藩の武士だったそうだ。明治になり酒屋を営んでいたとか。
曽祖父も白雲大学の前身・明治法律学校の出身。
義母が捨てると言うので、わたしがいただいて煙草盆に転用。
火入は織部 宇助窯

ある方から「利休さんの時代には煙草盆はなかったのでは?」というご質問をいただき、普段お薄の時には煙草盆・・・と何も考えなしに用意しておりましたが・・・そう言われるとそうですね・・・。






まず『原色茶道大辞典』淡交社刊で調べてみた。

喫煙具一式を納めておく道具。
煙草盆・火入・灰吹・煙草入・煙管一対を煙草盆一式という。
因みに喫煙の流布は江戸時代になってからのことである。
待合・腰掛および薄茶の際には必ず出し、初炭・懐石・濃茶・後炭などの際には出さない。
本式の茶事では待合・腰掛・本席用と3種以上の煙草盆を必要とし、形状・品質の違うものを取り合わせる。
種類には唐物(青貝・キンマ・籐組・漆器など)、和物(唐木・漆器・木地・一閑張・籠など)があり、また手付・手無の2種がある。
なお煙草盆は正客の坐る場所を示す役目も果す。

とあります。・・・では江戸時代に喫煙の風習が広まったころに、こうした決まりごとができたのですね。
裏千家ではどなたの代からそうなったのかしら?
これは調べてみる価値がありそうです。
が、どうやって?まずは茶会記でしょうか?
またわかったらお知らせいたします。


今では、なんとかカードでしか自販機で煙草を買うことが出来なくなる時代。
息子からは「毒を売ってる」と言われたこともあります。
そう・・・わたしはたばこ屋の「看板娘」・・・じゃなくて「看板おばさん」???
いつか煙草盆って何に使うのっていわれる日が来るかも。
って、今でも若い方はわからないでしょうね。
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by soukei3 | 2008-01-11 16:39 | 宗恵の茶の湯日記


鉢植えで育てているばらの記録や、日々の生活で感じたこと、茶の湯のことなどお話ししてきました。また新たなブログでお会いいたしましょう。


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