『弱き者の生き方 日本人再生の希望を掘る』

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京都にいる妹が電話で
「京都で大塚先生と作家の五木寛之さんとの対談がある。」
と知らせてくれた。
大塚先生とは、わたしの大学時代の恩師・大塚初重先生のことである。
時々、お電話やお便りでわたしが「元気をいただいている」先生である。
この対談、東京・京都・福岡で行われるそうだ。
大塚先生、本当にお元気!!!

先輩のセースイさまから、本はすでに出ている、とお聞きし早速購入。

大学2年の夏に約一ヶ月間、茨城県勝田市(現・ひたちなか市)にある虎塚古墳および十五郎横穴群の発掘調査に参加し、ミーティングのあとは毎晩宴会で大塚先生の独演会状態・・・。
この本にはその時にお聞きしたお話が満載であった。
この調査に参加したことで、その後のわたしの人生が大きく変わったこともあり、大変懐かしい思い出である。

本の帯にはリリー・フランキーさんの感想が載っている。
「魂を激しく揺さぶられ、そのあとで、優しく洗われたような、美しい対話。
私の弱い心と、生きる力を、同時に握りしめられたようなな経験でした。
すべての世代に、手に取っていただきたい。この経験と言葉を。」


この対談は以前に、大塚先生がラジオで戦時中ご自身が乗っていた船がアメリカ潜水艦に撃沈され、燃えながら沈む船中から脱出したときの話をなっさたのを、偶然五木さんが聴いていらして、こうした体験者と死や人生について話をしたかった、ということで実現したそうだ。

沖縄戦についての教科書記述問題や久間さんの発言もそうだが、最近は過去の戦争を美化しようとする風潮がある。それも戦争を知らない世代が、である。
もちろんこの本はそういった戦争の悲惨さを訴えるものではない。
一人の日本人として人間としてのあり方を考えなおさねば、と思った次第である。

是非とも世代を超えた多くの方にこの本を読んでいただきたい。

かくいうわたしは、結局のところ・・・世界の平和を願って一碗のお茶を心を込めて点てるしかできないのだが・・・。


『弱き者の生き方 日本人再生の希望を掘る』 大塚初重・五木寛之 
2007年6月25日発行 毎日新聞社刊
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by soukei3 | 2007-07-06 10:15 | 宗恵の本棚


鉢植えで育てているばらの記録や、日々の生活で感じたこと、茶の湯のことなどお話ししてきました。また新たなブログでお会いいたしましょう。


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