藤林益三さん逝去

弁護士出身者で唯一の最高裁長官だった藤林益三さんが24日午前8時40分、心不全のため都内の病院で逝去なさいました。99歳。
京都府の出身で1931年東京帝国大学法学部を卒業後、1932年に弁護士登録。1970年に最高裁判事になり、ロッキード事件のさなかの1976年に第7代長官に就任。翌年定年退官されました。

ロッキード事件の捜査段階で、アメリカの贈賄側の調書を入手するために検事総長が確約した関係者の不起訴を、最高裁としても保証する異例の「宣明書」を出しました。

また無教会派のクリスチャンである藤林さんは、津市が体育館の起工式を神式で行なったことの合憲性が問われた「津地鎮祭訴訟」の1977年の大法廷では裁判長を務め、合憲の多数意見に対し、政教分離を厳格に解釈する立場から
「自治体が神道による地鎮祭を行うのは宗教の自由を侵害し違憲。少数者の宗教や良心に対する侵犯は多数決をもっても許されない」として、違憲とする反対意見をのべました。
しかし裁判長としては「合憲」との判決を言い渡したのです・・・。

わたしの父は仕事の関係で藤林さんと付き合いがあり、最高裁判事に就任された時に、ご自宅に父に連れられてお祝いに行ったことがあります。
毎年、細かな活字で近況を書かれた年賀状を拝見するのが楽しみでした。

謹んで藤林さんのご冥福をお祈りいたします。       合掌



自分の意見とは違う判決を述べることがあるんだ・・・と思うと、裁判って本当に難しいですね。わたしたちも裁判に関わらなくっちゃならなくなる制度ができましたが・・・うまくいくんでしょうか・・・?
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by soukei3 | 2007-04-27 10:32 | 宗恵の日常


鉢植えで育てているばらの記録や、日々の生活で感じたこと、茶の湯のことなどお話ししてきました。また新たなブログでお会いいたしましょう。


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